カップオブジェクトを読み込み、回転のアニメーションを設定します。

1. キーフレームの設定

新規シーンにカップオブジェクトのシーンを読み込み、Y回転にキーフレームを設定します。

シーンを読み込んだときに、ライトや背景オブジェクトなど余分なものが読み込まれた場合は削除してください。

1フレームと24フレームにキーフレームを設定。 24フレームではY回転を360°とすることで、24フレーム=1秒間で1回転するアニメーションになります。

2. キー接線を「リニア」に設定する

キーフレームはデフォルトでは「スプライン」カーブに設定されていますが、ここでは一定のスピードで回転させたいので、「リニア」(直線=定速)に変更します。

なお、グラフエディタ については、このページの「2. グラフエディタ 」を参考にしてください。

接線の変更はタイムスライダでキーを右クリックしても可能ですが、上の動画では「グラフエディタ 」で変更しています。

これで編集を完了する場合は、レンダリング範囲を1から24に設定します。 さらにZ回転を追加して少し複雑な回転をさせる場合は項目3を参照してください。

ライト設定、および回転オブジェクト以外をカメラ無効にしてのレンダリング設定については、項目4を参照してください。

3. ピボットの変更とZ回転の追加

ピボットをセンタリングすることで、回転軸がずれて回転に変化が付きます。(カップは持ち手があるのでピボットをセンタリングすると中心が少しずれます。)

また回転を無限に繰り返すように設定し、さらにZ回転を加えてより複雑な回転にしていきます。

Y回転を3回繰り返す間にZ回転を1回となるよう設定しています。

下は上の動画の続きです。

4. カメラ・ライト設定とシーケンスレンダリング

キーフレームの設定が完了したらレンダリング用のカメラを作成します。

オブジェクトが回転した時に画面から見切れないように、尚且つ小さくなり過ぎないようカメラ視点を微調整してください。

ライトはArnoldのSkyDomeLightとMaya標準のディレクショナルライトを作成します。

SkyDomeLightなどカップ以外のオブジェクトはレンダリングされないよう、カメラを無効にします。 SkyDomeLightのアトリビュート で、Visibility項目 ➡︎ Camera を 0 に設定してください。

下は上の動画の続きです。

以上で、カップがY回転を3回繰り返す間にZ回転1回転するアニメーションの完成です。

書き出された静止画シーケンスは、Media Encoderで読み込み、MP4動画として書き出してください。