ArnoldシェーダーのClipGeoをマテリアルとして適用すると、そのオブジェクトと重なったオブジェクトを部分的に(またはすべて)隠すことができます。
ビューポートの表示 ➡ 頭部ジョイントにペアレントしているCubeオブジェクトにClipGeoをマテリアルとして適用しています。
Arnoldレンダリング ➡ ClipGeoのCubeと重なった部分が隠れます。
作り方
隠したいオブジェクト(図では円筒)を十分に包み込める大きさのオブジェクトを作成(図ではCube…以後ClipGeoと表記します)。
![](https://toshihiko-kato.com/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-2023-07-27-114647.png)
キャラクターの適切なジョイントにClipGeoをペアレント コンストレイントします。
![](https://toshihiko-kato.com/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-2023-07-27-114810.png)
ClipGeoがビューポートで邪魔にならないようシェーディングをOFFにしておきます。
![](https://toshihiko-kato.com/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-2023-07-27-114955.png)
ClipGeoに新しいマテリアルを割り当てます。 割り当てるのはArnold Shader の aiClipGeo です。
![](https://toshihiko-kato.com/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-2023-07-27-115300.png)
割り当てたClipGeoのアトリビュートでセット名を適当に入力してください。入力したらセット名をクリップボードにコピーしておきます。
![](https://toshihiko-kato.com/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-2023-07-27-115445.png)
隠したいオブジェクト(図では円筒)を選択し、ClipGeoで入力したセット名を図のTrace Setsにペーストして完了です。
![](https://toshihiko-kato.com/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-2023-07-27-115644.png)